Archive for March of 2009

◆ビジョンを彫る


2009-03-31

日本の企業の多くは、行動規範はあれど、
ビジョンやミッションの考え方に疎いところが多々ある。


自分の限界を超えて、大きな目標を達成するには、
明確なビジョンというものが必要だ。


ビジョンといえば、理想を語る人もいるが、
ビジョンとは、より具体的なイメージをいう。


自分のビジョンであれば、何を着て何を食べ、
何を語っているのかを具体的にイメージすることだ。


ビジョンという概念は、決して新しいものではない。


夏目漱石の夢十夜の中で、
運慶は、仁王像を彫刻することをこう表現している。


「像を彫ろうとしてはいけない。
木の中に埋まっているその像を掘り起こすのだ」


これは、ちょうど砂の中に埋もれた石を
掘り返す行為に似ている。


その姿は、すでにそこにあるという考え方。
それほどまでに、具体化されたビジョン。


だからこそ、修正の利かない彫刻の世界で、
臆することなく見事な仁王像を掘り出すことが出来る。


ただ、ビジョンだけでは目標は達成できない。
それを実現するための「技」と「機会」が必要だ。


そのために常日頃から技を磨き、
わずかな機会をも見逃さないようにする。


ビジョン、技、機会。


この3つを高次元で達成したものが、
俗に言う「天才」といわれる人たちであろう。


技の習熟度は、描くビジョンに比例する。


何よりも、まずはビジョンを描くこと。
今、そこにあるように錯覚するほどの具体的なビジョン。


砂の中には、どんな石が埋まっているだろか。
それを考えるだけでも、楽しくなる。


それでは!


21:58:00 - Mikamos - No comments

◆自分を知る


2009-03-26

自分でビジネスをやり始めてから、
改めて気付かされたことがある。


ビジネスを行う意義のようなもの。
それは、サラリーマンの頃には気付けなかった。


はじめは、成功を夢見て、
自由な暮らしや資産を築くことを願う。


しかし、様々な問題や課題に出会うごとに、
そのうちに、そういった動機の儚さを知る。


ビジネスの意義を感じることなく、取り組みを続けても、
本当の意味での解決の糸口はつかめない。


ビジネスや仕事の意義は、「自分を知る」ことにある。


やりたいことやできること、そして期待。
そういったものが混ざり合って理想像を作り出す。


しかし、その像は、本当の自分ではない。
エゴが中心の活動に、本当の力はない。


自他共に幸せの中にある本当の自分とは、
社会の期待と自分の動機が一致するところにある。


ビジネスは、自分を映し出す鏡だ。


こう表現した人がいる。
ビジネスとは、自分を知ることである。


自分を知るには、社会や他人との係わりが必要。
インターネット社会であるとはいえ、その係わりは無視できない。


仕事とは、社会との係わりであり、
これは、自分でビジネスを起こしていない人も同じ。


ただ、自分でやれば、それに気付くのが早い。
嫌でも気付かされるといっていいかもしれない。


自分のことをよく知り得た人の成功は保障される。
自分自身の理解度が成功の確度を決めるからだ。


それは、ひとりで考えて得られるものではない。
自分探しの一人旅に出る前に、社会との係わりを増やすことだ。


周囲の人達や状況は、自分を映す鏡。
それを感じ取ろうとする心構えが自分探しには必要だ。


ビジネスを立ち上げた当初は、
その理想とのギャップに苦しめられるだろう。


それは、「自分を知る」プロセスの準備だ。
その法則に気付き始めると苦しさからは解放される。


そして、オリジナリティというのも、
その自分を知るプロセスの中で培われるもの。


自分を知るためのイベントは、
常に、自分の目の前に起こっているのだ。


ひとつでも多くそれに気付いていきたいと願う。


それでは!


18:02:35 - Mikamos - No comments

◆計画を立てる


2009-03-24


人間の生き方を大きく大別すると、
2つの種類に分けられるという。


自分の夢を実現する人。
他人の夢の実現に貢献する人。


夢を実現するための絶対的法則がある。
「夢は、ひとりでは実現できない」


夢を実現するためには、
必ず、誰かの協力を得る必要がある。


他人の夢を実現することに協力することは、
決して悪いことではない。


また、自分の夢を実現する上でも大切なことだ。


しかし、自分の夢を実現するという決意が無ければ、
そのほとんどの労力は他人のために費やされる。


自分の夢も他人の夢も実現する。


そのために必要なことは、
自分の意思で自分の計画を立てることだ。


自分の計画を立てないということは、
他人にスケジュール表を手渡すことに似ている。


他人に自分の計画を立てられてしまう。
これらは、ストレスや不満という症状で表面化する。


目の前に起こることに、「反応」するだけの生き方は、
他人に人生を預けていることと同じこと。


意思を持って選択することを始めれば、
物事は、自然と自分の計画で進めることになる。


人生の漂流人になってはいけない。


他人の意思に流される漂流人から脱却し、
オールを手にして自分の意思で漕ぎ始める。


そのためには、明確な目標設定と、
それを実現するための計画が必要だ。


意思を持って選択しよう。


その覚悟と責任は、その言葉の印象に反して、
気持ちを自由にして、楽にしてくれる。


計画にないことは実現しない。
とても、シンプルで明確なことだ。


それでは!

17:06:50 - Mikamos - No comments

◆役割


2009-03-19


自分は何者?


自分自身に、この質問をしてみたとき、
おそらく、多くの答えがあるだろう。


それは、多くあって当たり前、
人は、たくさんの「役割」を持って生きている。


父親、夫、課長、組合長、etc。


こうした日常の生活の中での役割の他にも、
目指している役割もあるはずだ。


歌手、作家、社長、プロ〜、投資家、etc。


この自分の果たすべき役割、
果たしていきたい役割は、明確だろうか。


そして、それらの役割ごとの目標や理想像は、
明確であって、その取り組みは行っているだろうか。


何かの役割を果たすために、
何かの果たすべき役割を犠牲にしてはいないだろうか。


8つの分野での目標達成が、人生を充実させるように、
果たすべき役割を十分に全うすることも人生を充実させる。


これらの役割は、自分のアイデンティティに繋がる。
そのアイデンティティは、態度を変え結果を変える力を持つ。


だから、役割を明確にするときには、
「どんな」役割なのかを決めておくことが大切だ。


たとえば、父親という役割を明確にするならば、
どんな父親になることが理想だろうか。


歌手という役割を与えたいならば、
どんな歌手という役割を与えたいだろうか。


「役割」という観点から、目標を設定して、
その役割を全うするための活動計画を立てる。


1日の中で、いくつもの役割を演じる過程がある。
どの役割も、必ず周囲の「期待」というものがある。


その期待以上の役割を演じることができたなら、
自分だけではなく、どれだけの人たちを幸せにできるだろう。


自分の演じるべき役割と理想。
この機会に、勇気を持って描き出してみよう。


それでは!


17:07:00 - Mikamos - No comments

◆目標のコツ


2009-03-17


目標の立て方には、コツがある。


それは、欲しい結果を手に入れるだけでは、
実際には、満たされないという過去の賢人たちの教え。


いくら大金を手にしたとしても、
家族関係が崩壊しては、意味がない。


たとえ、望んだ地位を得たとして、
健康を害してしまっていては満たされない。


ある高い目標を打ちたて、
それ以外のものを犠牲にしたツケは、必ず払わされる。


犠牲にしていいもの、出来るもの。
たとえば、暴食や喫煙の欲求やテレビをみる時間。


逆に、犠牲に出来ないもの多いはずで、
その判断を誤ると、結果的には後悔することになる。


そうならないためには、
目標を立てる分野を広げてみることだ。


人生の豊かさを構成する分野は8つ。


1.仕事
2.家族
3.経済・資産
4.趣味
5.学習
6.健康
7.地域・社会
8.人格


この順番は、優先順位を示している訳ではない。
すべての分野において、同レベルで取り組むこと。


これらのすべての分野において、
生涯の目標を立て、そして1年の目標を立てる。


その目標を達成するために、
今週できること、今日できることを考える。


1週間を振り返ってみて、すべての分野で、
目標に近づくための活動をしていればOK。


出来ていないことがあれば、
次週の最優先事項として、予定を書き込んでみる。


この目標設定と確認のサイクルは、
確実に人生を充実したものにしてくれる。


自分の人生に対しては、欲張ってもいい。


大切なものを失ったり、犠牲にすることなく、
すべての目標は実現できると信じている。


逆に、どれかの手を抜けば、
そのホコロビは、全体に広がってツメを甘くさせる。


ここにおいても、やはり「一事が万事」。
思う存分に欲張った目標を立ててみよう。


それでは!

11:09:49 - Mikamos - No comments

◆はじまり


2009-03-12


目標設定を実際に行っている人たちは、
全体のわずか3%だという。


そして、望みどおりの人生をおくれている人も、
また、全体の3%程度だという。


この二つの数字に関連性が全くないといえるだろうか。


人生の中で起こる出来事は、
ジグソーパズルのピースのようなものだという。


どんなにつまらないピースであったとしても、
それが欠けてしまっては期待する図は完成しない。


そして、目標設定を行わないで過ごすのは、
ジグソーパズルの完成図を見ないでやるようなもの。


完成図が何かを知らないで、
出来事のピースだけを眺めても気付きは少ない。


目標設定は、それほどまでに重要なことだ。
それを行うだけで、上位3%に入ることができる。


目標設定を行うためのポイントは5つ。


1.実現したいことを挙げる
2.具体的な期限や数値で示す
3.達成したときのイメージを具体的に描く
4.自力で達成できる目標である
5.周囲や他人に恩恵をもたらすことである


やりたくないことばかりを挙げることは、
やりたくないことを実現することになる。


具体的な目標やイメージを描くことは、
行動を起こす燃料のようなもの。


自力ではなく、他人に依存することは、
責任を取らないと宣言しているようなもの。


恩恵をもたらせば、それは必ず返ってくる。
実現を加速する最大の秘訣。


目標は、一度立てたら終わりではない。
状況が変わるように変化しても構わない。


しかし、大きなビジョンはブレないようにしよう。


遠くの一点を目指す道は無数にあっても、
目指すべき、目標は一点に絞る。


はじまりは、そこにある。


それでは!


21:33:39 - Mikamos - No comments

◆疑問を抱く


2009-03-10


期待した動きや性能を実現するために、
試行錯誤を繰り返してみる。


その「期待した動きや性能」が、
本当に理にかなっていて、正解なのか。


サカナを相手にする以上、
あくまでも仮説の領域を超えることはない。


ただ、その形態や動作に疑問を感じるならば、
そこに改善の余地はある。


改善を繰り返す過程においては、
期待する結果を出すものばかりではない。


そういうときは、ゼロベース思考に立ち返る。


「今から、これをやるとしたら、
同じやり方をするだろうか?」


この質問に対する答えがノーならば、
一旦、なかったことにまで戻してみる価値はある。


どこかに根本的な疑問を抱きながら、
改善を繰り返すことは、ごまかしに過ぎない。


ゼロにした方が時間もお金も思考リソースも
もっと有効に使え、効果的な結果を出せることもある。


そういった改善や見直しの過程は、
「理想を描く」ことと、「疑問を抱く」ことから始まる。


理想が無ければ、違いは見えてこないし、
疑問を抱かなければ、行動にならない。


満足した結果が得られないから、改善を繰り返していく。
そこに、充実感が生まれてくるし、成長がある。


だから、理想を描くことや疑問を抱くことに、
躊躇したり、敬遠したりしてはいけない。


物事は、完成した時点ですでに陳腐化していく。
次なる挑戦の課題が、その中に見え始めるからだ。


疑問を抱くことから、始めよう。
変化を作り出すきっかけはそこにある。


それでは!


21:33:00 - Mikamos - No comments

◆知恵を使う


2009-03-05

知恵を使う。


この必要性は十分に理解されているが、
それを実際に行っている人は少ない。


その理由のひとつは、
「知恵の使い方」を知らないことにあるように感じる。


所詮、人間は、自分の知っていることの範疇でしか、
物事を思考し、考え出すことはできない。


だから、学習を行うことは基本だ。
学習とは、他人の経験を学ぶことが基本。


すべての学問は、過去の賢人たちの成果だ。


知恵を使うということのひとつは、
過去の賢人たちの成果を積極的に学ぶことにある。


そして、知恵を使うための、
もうひとつのコツは、「考え方の指向性」を変えること。


多くの人は、自分の見聞きしてきた事柄で、
その全体像を知っているかのように錯覚する。


たとえば、広告を作れといわれれば、
自分が見てきた広告をイメージして作ろうとする。


その広告がどういった背景や検討の末に、
生まれ出たのかを知らないままに実現しようとする。


出来たものは、それなりに見えたとしても、
その全体像を理解して取り組むところには勝てない。


「一般的にはこうだから、こうした」
これでは、知恵を使っていることにはならない。


考え方の指向性を相手側に置くだけで、
その視点が変わって、別の考えや理由が生まれる。


「知恵を使う」基本は、2つ。


過去の賢人たちから積極的に学ぶこと。
考え方の指向性を変えてみること。


変化と混乱の時代。


「知恵」を使うものが、評価される「本物」の時代。
「知恵」を存分に使って乗り切りたいと思う。


それでは!


22:44:44 - Mikamos - No comments

◆水泳の基本


2009-03-03

子供の頃、水泳教室の先生に、
水泳がうまくなる基本を教えてもらった。


泳げる子と泳げない子の大きな違い。
それは、「水中で息を吐いているかどうか」。


泳げない子の多くは、水の中で息を止めている。
だから、息継ぎをしても新しい酸素が取り込めない。


当然、肺の中の酸素を使い切れば、
そこから先へは泳ぎ続けることができない。


逆に、うまく泳げる子は、水中で息を吐く。
だから、息継ぎで新しい酸素を取り込める。


「水中ではとにかく息を全て吐け。
全部吐ききってしまうくらい思いっきり吐け」


先生は、こう教えてくれた。


「吐くだけ吐いたら、イヤでも空気は入ってくる」


この考え方と取り組みは、
確かに、より速く長く泳ぐことを可能にする。


簡単な方法だが、効果的な方法。
やるのとやらないのとでは天地の差が出る。


手の回し方や足をどうこうする以前の問題。
いわゆるテクニック云々以前の基本的なこと。


新しいものを取り入れるために、
「その場所を空けておく」という基本。


これは、どんなことにも応用できるし、
小手先のテクニックより大切なことだ。


まず、吐き出すものがなければ、
出し惜しみをしているものはないか確認する。


古いものは捨てる。
知識は、どんどん吐き出す。


出し惜しみなど、無縁だ。


そうすることで、自然と否が応でも、
新しいことは、次々と入ってくる。


これは、水が上から下へ流れることほど、
当たり前なことであり、自然の法則だ。


息を止めたまま、走っていないか。
その苦しさを小手先でカバーしようとしていないか。



自然の流れに身を任せてみるほど、
信頼でき、安心できることは無い。


まずは、思い切って吐き出してみよう。


それでは!


09:12:40 - Mikamos - No comments