◆ある男の最期
ある男が、人生の最期を向かえた。
これまでの人生が砂浜に長い足跡を残していた。
その足跡を、男を迎えにきた神様と見つめていた。
砂浜の足跡は、二つ並んで残されていた。
その足跡を不思議そうにみる男に、神様はいった。
「私は、いつもあなたのそばにいて、
どんなときにでも、共に歩いてきたのだよ」
そして、その足跡は、やがて一人分になっていた。
それは、彼が人生の中で最も辛かったときだった。
そして、しばらくして、また足跡は二人分になっていた。
それを見た男は、神様に向かって怒ったように言った。
「どうして、あなたは私が一番辛いときに、
そばにいてくれなかったのですか!?」
神様は、その問いにやさしく応えた。
「私は、お前を決して見捨てたりはしていない。
そのとき、私は、お前を抱きかかえて歩いていたのだよ」
・・・・・・
この短い話は、たしかアメリカの作者不明の逸話。
神様を信じるとか、信じないとか関係なく、
なぜか、心洗われるような思いがする話。
そう感じることできることが、
もう少しがんばれることを指し示してくれる。
07時29分45秒 on 2010年02月09日 by Mikamos - メイン
