◆忘却の技
授業中にノートを取る。
忘れないために取るノート。
しかし、実際には、書くと忘れる。
書いたことによる安心感から、
無意識のうちに忘れてしまうらしい。
「忘れる」ということは、実に奥深い。
人間の脳は、忘れることなしにありえない。
その整理があるからこそ、平常心でいられる。
一方、覚えておくことが得意なコンピューター。
ただ、記憶しておくことにかけては人間は敵わない、
人間が記憶を活用するには、
情報を昇華させなければならない。
昇華させるとは、情報に関連性を持たせ、
情報を抽象化させていくこと。
そこに個性が現れてくる。
その関連性を持たせ抽象化することは、
アイデアが生まれ出る過程に似ている。
情報を頭に入れて、忘れる。
しかし、実際には忘れてはいない。
「意識の外にある情報」は、
熟成された後、違う情報に結びついて意識化される。
この忘却のプロセスは、消極的な生理現象ではない。
使えば使うほど、熟成されていき個性になる。
情報は、書くと忘れる。
忘れて情報を、熟成させる。
その情報をノートを見て呼び起こす。
熟成されたアイデアが生まれる。
ノートを取るということは、
アイデアの呼び起こしのきっかけ。
だから、二度と開かないノートに意味はない。
ノートは、取ることに意味があるのではない。
とにかく書き出すための情報ノート。
ポイントを整理してまとめるポイントノート。
ふたつのノートを使って、記憶を熟成させる。
ポイントノートは、何かあるたびに、
何気に「眺める」ことを繰り返しアイデアに繋げる。
忘れることを恐れない。
進んでアウトプットしていけば、
情報は、どんどん流れ込みアイデアになる。
それでは!
06時50分57秒 on 2010年07月14日 by Mikamos - メイン
