◆天職
アリストレスは、こう言った。
「才能とニーズとの接点に天職がある」
この格言は、非常にシンプルではあるが、
その実現は、簡単なことではない。
まず、才能。
自分の才能に気づかない人は多い。
才能とは、類まれで秀でた能力だと、
思われてしまいがちなもの。
しかし、神経質なことも才能だし、
明るく笑い上戸であることも才能だ。
大切なことは、ニーズとの接点。
その誰しももつ才能が生かせる場。
その場に置かなければ、才能は才能ではない。
子供とのふれあいの場で神経質な才能は、
マイナスの要素となるかもしれない。
しかし、モノを整理するような場や、
緻密さを要する場においてはプラスの要素となる。
その才能とニーズとの接点にあるかどうか。
それは、自分の幸せにも他人の幸せにも繋がる。
その接点において、情熱と良心、
そして、ときに自制心をもって望めるならベスト。
それは、必ず天職になりえるといっていい。
これが本当にしたいことなのだろうか。
そういった相談を受けることも多い。
そのほとんどのケースにおいては、
自分の才能を低く評価しすぎている。
才能がないのではない。
才能に気づいていないだけなのだ。
自分のやりたい分野や世界で、
自分の才能との接点を見つけてみる。
それは、まず、「頼まれること」に目を向ける。
他人が、期待して頼むことは「ニーズ」だ。
そのニーズに隠れた「期待された才能」。
そこに、天職へと繋がる接点があるものだ。
自分には簡単でも、他人には難しいこと。
才能とは、そういったことである場合が多い。
自分には簡単だから、他人も簡単だろう。
そう考えてしまっては、才能には気づけない。
自分探しの旅に出ても、自分の才能には気づけない。
才能は、今の自分の中に充分存在するものだからだ。
チルチルとミチルは、幸せの青い鳥を探して旅に出たが、
青い鳥は、自分の家の庭先にいた。
自分自身を見つめる。
周囲の期待に目を向けてみる。
すぐ身近なところに答えはあるものだ。
それでは!
06時23分59秒 on 2010年09月01日 by Mikamos - メイン